みなさん、こんにちは。ちゃるぶろです。10年来の古い型のオーブンレンジで楽しくパンを作っています。
みなさんのお悩みの一つである「生地のこね」。手にベタベタ付いてまとまるまで一苦労していませんか?きょうはそんなお悩みを解消すべく低温長時間発酵の生地を使った、手にべたつかない初心者でも上手にできる「こねずに簡単・お手軽で美味しいパン」を紹介します。
前日の晩から仕込んだ生地を使用することにより、手間暇かけずにパン作りを楽しむことができるので、忙しい方にもぜひ挑戦してほしい一品です。
今回はフランスパンなどの少し硬いパンを作るときに使用する中力粉を使いますが、強力粉プラス薄力粉でも代用できます。
強力粉1: 薄力粉1の配合でも作れます
材料(8個分)
■中力粉 200g
■無塩バター 20g (常温に戻しておく)
■塩 3g
■水 140g
■砂糖 20g
■インスタントドライイースト 1g
前日の下準備・低温発酵の生地をつくる
- 小麦粉・塩・砂糖・インスタントドライイースト・水をボウルに入れよく混ぜ合わせます。
- 粉気がなくなったらバターを入れてよくなじませ、30℃60分で生地を休ませましょう。
- 軽くパンチしてガス抜きをし生地を纏めて、密閉容器に入れて冷蔵庫で12時間寝かせます。
用意する道具はボウル・ヘラ・密封容器の3点です。
手の代わりにヘラが大活躍してくれます!
<フィリング>
・レーズン 140g
・カスタードクリーム 100g
フィリング作り カスタードクリームのつくり方
■牛乳 200g
■砂糖 20g
■卵黄 50g
■薄力粉 20g
- 卵黄をボウルに入れ、泡だて器やヘラで溶きほぐし、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜましょう。
- 鍋に牛乳を入れ、ほのかに湯気が立つまで温めます。
- 「1.」に薄力粉を加えてよく混ぜ合わせ「2.」の牛乳を2回に分けて入れます。
- 「3.」を鍋に濾し入れて中火で混ぜながら沸騰させましょう。
- つやが出て、クリームがまとまってきたらバットに移しラップをして冷まして出来上がりです。
当日・作り方
- 生地が約2倍に発酵したら打ち粉を多めに取り厚みが2~3mmになるように生地を伸ばします。
- 全体に薄くカスタードを塗り、レーズンを均一に散らばせます。
- 手前から生地を少し引っ張りながら巻き、ラップをして冷蔵庫で60分休ませましょう。
- 軽く転がして太さを均一にして8等分に分け天板に並べます。
- 上から押さえて高さを揃え、お好みによりグラニュー糖を振り30℃で40分最終発酵をします。
- 200℃に予熱したオーブンで12~14分焼いて出来上がりです。
おまけのレシピ 余った卵白でお菓子を作っちゃいましょう
■卵白 ■砂糖
■バター ■薄力粉
※分量はすべて卵白と同量
- 常温に戻したバターと砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまで混ぜます。
- 卵白を2、3回に分けて入れ、全体になじませましょう。
- 薄力粉を振るいながら入れて切るようにして全体的にさっくりと混ぜます。
- 生地をビニール袋に入れて端を切り、クッキングシートを敷いた天板に絞り出しましょう。
- 180℃に予熱してオーブンで10分ほど焼いたらラングドシャの出来上がりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本来はバターがたっぷり入った゛パン・オ・レザン゛ですが、今回はバター・砂糖を控えめにして作ってみました。また、低温で発酵させることにより捏ねる時間を省いて、生地を触るのは成形の時だけなので、普段、作り慣れていない方でも気軽に取り組めたのではないでしょうか。この低温長時間発酵のパンは、手捏ねのパンに劣らず柔らかいパンに仕上がるのでぜひお試しして欲しいです。
中力粉が無い場合は、もちろん強力粉でも作ることができます。その際は、水分が若干多めになるので水を2~3%ほど減らしていただくと扱いやすい生地になりますよ。
強力粉は、もちもちしっとりしてボリュームのある食べ応えのあるパンに。中力粉は、サクサク軽い食感でカスタードとレーズンのうまみが引き立つパンに仕上がります。
どちらも美味しいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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