200℃で作る柔らかふわふわ食パン|初心者でもできる家庭用オーブンレシピ

10年来のオーブンレンジで、
週末にパンを焼いています。

わが家のオーブンは、高温が出ません。

そのため以前は、
「パン作りには高温が必要」
と思い込んでいました。

けれど、200℃前後でも、
やわらかくてふわふわの食パンが焼けると分かってから、
パン作りはぐっと身近なものになりました。

「パン作りは難しそう」
「家庭用オーブンできれいに焼けるか不安」
「食パン型を買ったけれど、うまく使えるかな」

そんな方でも取り組みやすい、
家庭用オーブンで作れる食パンレシピをご紹介します。

今回は、1斤型を使った基本の食パンです。

トーストはもちろん、サンドイッチやフレンチトーストにも使いやすい、シンプルな定番レシピです。

目次

食パン型を初めて使うときの空焼き

新しい食パン型を使う前に、
まずは 空焼き をしておきます。

空焼きをすることで、
型離れがよくなり、食パンが取り出しやすくなります。

空焼きの手順

内容
1型を洗剤でよく洗い、水気をしっかりふき取ります。
2180℃に予熱したオーブンで30〜40分焼きます。
3ふたはせず、本体とふたを並べて焼きます。
4焼き終わったら、熱いうちに乾いた布で再度ふきます。
5型とふたの内側にサラダオイルを薄くまんべんなく塗ります。
6200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。
7冷めたら空焼き完了です。

油はたっぷり塗るのではなく、薄く、全体になじませるように塗るのがポイントです。

型もパン作りの大切な道具。
最初に整えておくと、その後のパン作りが少し楽になります。

基本の食パン材料:1斤型

今回の食パンは、
牛乳を使ったやわらかめの生地です。

材料一覧

材料分量
強力粉260g
インスタントドライイースト3g
4g
牛乳190g
砂糖18g
バター20g

牛乳を使うことで、ほんのりやさしい甘さと、ふんわりした食感に仕上がります。

作り方の流れ

基本の食パンは、次の流れで作ります。

  1. 生地をこねる
  2. バターを加える
  3. 一次発酵
  4. ガス抜き・丸め
  5. ベンチタイム
  6. 成形
  7. 二次発酵
  8. 焼成

ひとつずつ見ていきます。

STEP
生地をこねる
内容
1ボウルに強力粉・インスタントドライイースト・塩・砂糖を入れ、全体を混ぜ合わせます。
2牛乳を加え、粉気がなくなるまでよく混ぜます。
3作業マットに生地を移します。
4手のひらで、生地を台にこすりつけるようにしてこねます。
5カードを使って、生地を集めながらこねます。
6生地の一部がマットからはがれるようになってきたら、ひとまとめにします。
7生地を持ち上げて台に軽くたたきつけます。
8手前に軽く引っ張ってから、向こう側に返します。
9手前から左右にV字型に転がすようにしてこねます。
10表面がなめらかになるまで、たたく・こねる動きを繰り返します。

最初は手にべたついて、
少し扱いにくく感じるかもしれません。

でも、こねているうちに生地がつながり、
だんだんまとまってきます。

焦らず、少しずつ。生地の変化を見ながら進めていきましょう。

STEP
バターを加える

生地がなめらかになってきたら、
バターを加えます。

内容
1生地の一部を取り、指先で薄く伸ばします。
2裏側が少し透けて見えるようになったら、生地を平らに広げます。
3バターを包み込みます。
4生地とバターをよくなじませます。
5生地がまとまってきたら、両手で軽く手前に引き寄せます。
6表面を張るように整えます。

バターを入れた直後は、
生地が少し崩れたように見えることがあります。

でも大丈夫です。

こねていくうちに、
生地がしっとりまとまっていきます。

STEP
一次発酵

こね終わった生地をボウルに入れ、
一次発酵させます。

目安
温度30℃
時間約60分
状態生地が約2倍になるま

生地が2倍ほどにふくらんだら、発酵の状態を確認します。

発酵の確認方法

指先に打ち粉をつけ、
生地の中にそっと指を入れます。

穴がそのまま残れば、
一次発酵は完了です。

穴がすぐに戻る場合は、
もう少し発酵させます。

発酵時間は、
季節や室温によって少し変わります。

時間だけでなく、生地の様子を見て判断するのがおすすめです。

STEP
ガス抜き・丸め

一次発酵が終わったら、
生地のガスを抜いて丸めます。

内容
1生地をボウルから取り出します。
2手のひらでやさしく押さえ、ガスを抜きます。
3きれいな面を上にします。
4表面に張りが出るように丸めます

ガスを抜くときは、
強く押しつぶしすぎなくても大丈夫です。

中にたまった空気を整えるように、やさしく扱います。

STEP
ベンチタイム

丸めた生地は、
乾燥しないようにラップや濡れ布巾をかぶせます。

目安
時間約30分
目的生地を休ませ、成形しやすくする

ベンチタイムを取ることで、
生地がゆるみ、伸ばしやすくなります。

食パンは成形でしっかりガスを抜くので、この休ませる時間も大切です。

STEP
食パンの成形

ベンチタイムが終わったら、
食パン型に入れる形に整えます。

内容
1生地の中央から向こう側へ向かって、めん棒をかけます。
2中央から手前側にも、同じようにめん棒をかけます。
3生地を裏返し、もう一度同じように伸ばしてしっかりガスを抜きます。
4きれいな面を下にします。
5向こう側から1/3を折り返し、手のひらで継ぎ目を押さえます。
6手前側も1/3折り返し、同じように押さえます。
7生地を縦向きにします。
8手前の端を少し折り返して軽く押さえます。
9生地を張らせながら、軽く締めるように向こう側へ巻いていきます。
10巻き終わりを下にします。
11生地を型の外側に沿わせるように入れます

型に入れるときは、生地の向きや位置を整えて、なるべく均等にふくらむようにします。

STEP
二次発酵

型に入れた生地を、
二次発酵させます。

目安
温度40℃
時間約60分
状態型の高さに近づくまで

ふたをして角食パンにする場合は、
型の8〜9割くらいまでふくらんだところが目安です。

山型食パンにする場合は、
型から少し顔を出すくらいまで発酵させます。

発酵の進み方は季節によって変わるので、時間だけでなく、ふくらみ具合を見てあげてください。

STEP
焼成

二次発酵が終わったら、
オーブンで焼きます。

工程温度・時間
予熱200℃
焼成170℃で33分

200℃に予熱したあと、170℃に下げて33分ほど焼きます。

焼き上がったら、
型ごと軽く台に落としてショックを与えます。

そのあと、すぐに型から出して、
網の上で冷まします。

焼きたてはやわらかいので、
切るのは少し冷めてからがおすすめです。

おいしく作るコツ

1.生地はやさしく扱う

食パン生地は、こねたり、たたいたりしながら作ります。

けれど、乱暴に扱う必要はありません。

強く打ちつけすぎるより、
様子を見ながらやさしく整えていくと、
なめらかで扱いやすい生地になります。

いきものを扱うように”やさしく”がコツです。

2.こね始めのべたつきは焦らない

生地がまとまるまでは、
手についたり、台にくっついたりします。

でも、こねているうちに、
少しずつつるんとした生地になっていきます。

カードを使って集めながら、焦らずこねていきましょう。

3.発酵は時間より生地を見る

発酵時間は目安です。

室温や季節、牛乳の温度によって、
生地のふくらみ方は変わります。

時間はひとつの目安として、生地の大きさや指を入れたときの様子を見て判断します。

食パンの保存方法

焼き上がった食パンは、
できるだけ早めに食べるのがおすすめです。

すぐに食べきれない場合は、
冷凍保存しましょう。

保存方法ポイント
常温早めに食べる場合のみ
冷蔵パンが劣化しやすいためおすすめしません
冷凍スライスして個別に包むと使いやすい

冷凍する場合は、
好みの厚さにスライスして、
1枚ずつラップで包みます。

そのあと、保存袋に入れて冷凍します。

パンは鮮度が命です。

食べたいときに1枚ずつ取り出せるようにしておくと、
朝食や軽食にも使いやすくなります。

冷凍保存するときは、1〜2週間を目安に食べきるとおいしく楽しめます。

1斤型でもサイズが違う?型に合う生地量について

食パン型は、同じ「1斤型」と書かれていても、
メーカーによって大きさが少しずつ違います。

そのため、レシピ通りに作っても、
生地が少なくて高さが出なかったり、
反対に生地が多すぎて型からあふれそうになったりすることがあります。

そんなときに役立つのが、
ベーカーズパーセントという考え方です。

ベーカーズパーセントとは、
強力粉を100%として、
牛乳・砂糖・バター・塩・イーストなどの割合を見る方法です。

この割合を使うと、
型の容積に合わせて材料の分量を調整しやすくなります。

一度覚えると、手持ちのパン型に合わせて生地量を変えられるのでとても便利です。

詳しい計算方法は、別記事でまとめています。

まとめ

今回は、家庭用オーブンで作れる、
基本の食パンレシピをご紹介しました。

高温が出る本格的なオーブンでなくても、
200℃で予熱し、170℃でじっくり焼くことで、
やわらかくてふわふわの食パンが焼けます。

大切なのは、

  • 材料を正確にはかること
  • 生地をしっかりこねること
  • 発酵の様子を見ること
  • 焼き上がったらすぐ型から出すこと
  • 食べきれない分は冷凍保存すること

そして、食パン型は同じ1斤型でも、
メーカーによって大きさが違うことがあります。

もしレシピ通りに作っても、
生地量が合わないと感じたら、
型の容積とベーカーズパーセントを使って調整してみるのもおすすめです。

パン作りは、少しずつ整えていく時間です。

粉を量り、
生地をこね、
発酵を待ち、
焼き上がりの香りを感じる。

そのひとつひとつが、
暮らしの中の小さな楽しみになります。

あなたの1斤型にぴったりの、
ふわふわ食パンが焼けますように。

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