みなさん、こんにちは、ちゃるぶろです。
きょうは東京下町・江東区亀戸にある亀戸浅間神社・香取神社・亀戸天神社の三社をご紹介します。
半日で簡単に回れてしまう距離にある最強パワースポットの穴場といわれる三社。
どのような神様がお祀りされているのでしょうか。それぞれの神社の見所なども紹介しています。
それでは、出発しましょう!
亀戸浅間神社
御祭神は木花咲耶比売命(このはなさくやひめ)
霊峰富士の守り神として開運・縁結び、特に安産、子育ての神としてお祀りされており、戦火を免れて無事だったことから、地元の人々は火伏の神としてもお祀りしています。
その昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が船で海を渡った際に放った言葉に海神が怒り、それを鎮めるために身代わりとして弟橘媛(おとたちばなひめ)が海に身を投じました。
のちに巡りに巡って弟橘姫の笄※(こうがい)と櫛(くし)がこの地に漂着したことから、ここに笄を埋め、祠を立てて祀りました。
その後、富士信仰のもっとも盛んな時代に、霊峰富士山の御守護神・木花咲耶比売を戴き、この笄塚の上に浅間社として建立したとされています。
(笄※(こうがい)・・・女性の髪をまとめる今で言う`ピン留め`のようなものですね)
こぢんまりとした境内には古い石造りの鳥居が2つあり、さまざまな石碑や供養塔など、浅間神社の歴史を垣間見ることができます。
また、期間限定の御朱印の授与や様々な年中行事も盛んに行われ今も昔も地域の人々と共に年月を重ねている様子が伺えます。浅間神社はお守りの数も多く「願いの鈴」や「富士山守」・「笄守」などオリジナルのお守りがあるのも特徴です。
鮮やかな朱色の鳥居をくぐると境内は清々しい空気で溢れています。
ぜひ富士山のパワーを戴いてくださいね。
アクセス
東京都江東区亀戸9-15-7 ■JR総武本線「亀戸駅」より徒歩20分
■都営新宿線「東大島駅」より徒歩8分 ■都営バス「浅間神社」より下車徒歩3分
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亀戸香取神社
御祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)
天孫降臨に先立って、この国土を平定したといわれる武神
その昔、平将門が乱を起こした際に藤原秀郷が戦勝を祈願しこの香取神社を参拝しました。
めでたく乱を治めたのち弓矢を奉納し「勝矢」と命名。
1,000年を超えた今も「勝矢祭」が守り伝えられており、歴代の天皇や武将たち、多くの武道家に崇敬されてきました。
そのような由来から亀戸香取神社は「スポーツ振興の神」として全国に名を知られるようになり、著名なスポーツ選手を始め各競技の大会・試合の勝利を願い多くの参拝者が訪れています。
参道の鳥居をくぐり、しばらく進むと香取神社が見えてきます。武神が御祭神とあってなかなかの渋さが感じられます。とても男性的な印象ですね。
勝矢祭では平安時代の武装で練り歩く武者行列が氏子さん達によって行われ一大イベントとなっていますが、さらに凄いのがスポーツの神様として全国から多くの方が参拝に来られていることです。
多くの武将たちが祈願した心は時を経て現代の競技の世界にも伝わるものがあるのではないでしょうか。拝殿に手を合わせたとき、気持ちがスッと落ち着いて一本筋が通ったぶれない心を授けられたような気持になりました。香取神社を一言で表すと「硬派」そのもの。男気溢れる神社です。
アクセス
東京都江東区亀戸3-57-22 ■JR総武本線、東武亀戸線 「亀戸駅」より徒歩10分
亀戸天神社
御祭神は天満大神・菅原道真公(すがわらみちざね)・天菩日命(あめのほひのみこと)菅原家の祖神
誰もが知っている「学問の神様」としてお祀りされています。
その昔は本社にあたる九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、または「亀戸宰府天満宮」と称されていました。
社殿、回廊、心字池、太鼓橋など太宰府の社にならい、以来約350年後の今日まで東国天満宮の宗社として建立しています。
鳥居をくぐると箱庭のような美しい風景が目に飛び込んできます。まるで池の中に浮かんでいるような参道の朱色も鮮やかな男橋・女橋と呼ばれる太鼓橋を渡って拝殿へと向うと、俳句を詠んだ五歳の時の道真公の銅像や道真公と深くかかわりのある神牛が鎮座しているので静かに触れてみましょう。
神牛は病を治し、知恵を授けてくれるそうです。そして回廊には摂末社がお祀りされており、年中行事には屋台も立ち並びます。
また、別名「花の天神様」と呼ばれるように2月には梅まつり・4月には藤まつり・11月には菊まつりとそれぞれ境内にきれいな花を咲かせて、受験シーズンだけでなく四季を通して参拝者の目を楽しませてくれるのも特徴です。特に藤まつりは夕方以降にライトアップされて、あたり一面が幽玄的な雰囲気を醸し出します。
アクセス
東京都江東区亀戸3-6-1 ■JR総武本線「亀戸駅」より徒歩15分
■JR総武本線、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」より徒歩15分
まとめ
いかがでしたでしょうか。
歴史のある神社が同じ町内に三社もあるのは珍しいですね。
亀戸浅間神社に参拝したとき、夏の富士山の黒い岩肌とその大きさに圧倒されたことを思い出しました。霊峰富士の守り神・木花咲耶比売命、とても美しい女性と言われていますが、凛とした力強さも兼ね備えているのですね。じつはかなりのパワースポットです。
多くの有名な選手がエネルギーチャージにやってくるスポーツの神・香取神社も力強い気が溢れています。「勝守」は両側に弓と矢を配したデザインがとってもクール!!
そして香取神社から歩いて数分にある亀戸天神社が一番大きな神社となります。知恵のエネルギーを授かったら末社を参拝したり広い境内を散策するのもよいですね。
参拝後は、くず餅・芋ようかん・あんこ玉で有名な和菓子屋さんが近くにあるのでちょっと休憩するのもオススメです。
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