中津宮(なかつみや)
辺津宮から歩いて5分ほどで中津宮に到着します。鮮やかな朱色の社殿は三姉妹の中でも一番の美女といわれた市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。
拝殿の上部には鮮やかな色彩で彫られた龍や花鳥風月が描かれた天画が施されています。とても華やかで女性らしさを感じさせる社殿です。
こちらには美人にちなんで中津宮にある「よくばり美人守」という、美肌、美髪、美笑、美形、美白と、願いごとに5種類のストラップに付けるタイプのお守りがありました。
また、一風変わったおみくじも人気のようです。「水みくじ」は白紙のおみくじを社殿脇の「水琴窟」に浸すと文字が浮かび上がってくるそう。ぜひ、運試しをしてみてはいかがでしょうか。
中津宮は、とても華のある女子力が高いスポットです。
奥津宮(おくつみや)
中津宮から歩いて約10分で奥津宮に到着します。
重厚感あふれる社殿は一番上の姉神多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)をお祀りしています。
奥津宮が本宮となりますので、さらに気を引き締めて参拝したいですね。
庭園風の落ち着いた境内には清々しい空気が漂い、静かに海を見守られているご様子が見て取れるようです。
拝殿入り口の右手の燈籠には竜宮の乙姫、左側の燈籠には亀に乗った浦島太郎が彫られているので、ぜひチェックしてみてください。
また拝殿の天井には奥津宮の御祭神のお使いの「八方睨みの亀」が描かれています。どの位置に立っても見られている感覚があるのが不思議です。
龍宮(わだつのみや)
奥津宮の隣にあり、岩屋本宮(※)の真上にあたるところに龍宮大神をお祀りしたお宮です。
洞窟のような入り口真上に鎮座する龍宮大神。思わずその力強い姿に圧倒されてしまいます。
岩屋本宮(※)
奥津宮から歩いて10分ほど下ると江の島弁財天信仰の発祥の地・岩屋本宮に到着します。
その昔、多くの高僧や武将がこの地に籠り、修行や祈願した場所です。また古来より龍神が棲む龍窟として信仰されてきた場所でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
江島神社は弁天様や三姉妹の女神様をお祀りしているところから初めは女性的で華々しく艶やかな神社の印象がありましたが、最後に参拝する奥津宮では優しさの中に一本芯の通った力強さを感じ、さらに龍宮では男性的なより力強いエネルギーが。
そしてエンディングは岩屋本宮のエピソードへと続き、まるで物語を見ているようでした。
境内いたるところで龍と社紋「三枚のうろこ」が目につきます。初めて社紋を見たとき「なぜここに勇者の証が・・・。」と驚きました。「三枚のうろこ」は北条家の家紋でもあり江島神社ともご縁があったのですね。
お守りは女子力を高める中津宮限定の「よくばり美人守り」がストラップ式でとても持ちやすそうです。もう一つオススメなのが「御塩守」。根付タイプのお守りで、小さいケースの中に御塩と清水が入っています。
周辺にはおみやげ屋さんやお食事処もたくさんあるので、一日中楽しめます。ぜひ江島神社の物語をご自身で体感してみてはいかがでしょうか。
オススメは、たこせんべいと生しらす丼です!
生しらすは1月~3月までは禁漁なので注意してくださいね。
コメント