街で見かける猫は、
どこかたくましく見えることがあります。
けれど実際には、
猫は感染症にかかりやすい動物です。
特に子猫は免疫が安定していないため、
ワクチン接種が大切になります。
今回は、
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猫のワクチンの種類
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接種の時期と回数
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かかる費用の目安
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予防薬について
を、はじめての方にも分かりやすくまとめました。
大切な猫を守るために、
基本のスケジュールを確認していきましょう。
猫は感染症にかかりやすい!?
意外にも猫は感染症にかかりやすく、室内での飼育が望ましいとされています。
もしあなたの猫が昼間は外で過ごしていた場合、さらに感染リスクは高まります。
室内で飼育している場合でも、空気感染やあなたが外から運んでくるリスクもあります。
目に見えないウィルスは、いつどこで感染するかわからないという怖さがありますね。
もしかしたら、あなたの猫が他の猫に移してしまったり、移される可能性があるのです。
そうなる前に、ワクチン接種で免疫力をつけて病気の予防をしてあげたいですね。
ワクチンの種類と値段
猫がかかりやすい病気にはどんなものがあるのでしょうか。
混合ワクチンの種類とお値段も見てみましょう。

予防できる感染症と混合ワクチン
・ネコウィルス性鼻気管炎 ・ネコカリシウィルス感染症
風邪に似た症状で悪化すると一週間から10日以上食欲がなくなり口内炎を併発して衰弱し、子猫では亡くなる率の高い病気です。
・ネコ伝染性腸炎
白血球が急激に減少して食欲がなくなり、嘔吐と下痢が見られるようになります。水を飲まなくなるので、激しい脱水症状になり亡くなることもあります。
・ネコ白血病ウィルス感染症
白血病のほかに貧血、免疫力の低下、リンパ腫や腎臓病など様々な病気を併発します。生まれてすぐに感染すると、このような症状が出やすくなります。発病すると致命的な難病ですが、症状の出ない潜伏感染では異常なく過ごす猫もいます。
・ネコクラジミア感染症
感染すると目ヤニを伴う結膜炎を発症し、鼻水や症状が重くなると肺炎などを引き起こします。
・ネコ免疫不全ウィルス感染症(猫エイズ)
リンパ腺の腫れや外傷の化膿、口内炎が潰瘍になるなど免疫力不全による症状が出ます。人間のエイズとはウィルスが違うためヒトやほかの動物に感染することはありません。感染していても発病しない猫もいます。
◎ワクチンは一般的に室内飼いはネコウィルス性鼻気管炎・ネコカリシウィルス感染症
・ネコ伝染性腸炎の3種混合ワクチンを接種します。
◎日常的に外に出かける猫は3種混合ワクチンに
ネコ白血病ウィルス感染症・ネコクラジミア感染症を加えた4種~5種混合ワクチンを接種します。
◎猫エイズワクチンは混合はありません。単体で接種します。
ワクチン接種にかかる費用
病院にもよりますが3種混合で約4,500円~5,500円、4種~5種混合で6,000円~8,000円
プラス初診料2,000円~3,000円 または再診料1,000円前後かかります
また、ネコ白血病ウィルス感染症のワクチンは接種前にウィルス感染の有無を調べるための
血液検査費用約4,000円~6,500円前後が別途かかります。(金額は参考値です)
ほとんどのペット保険は使えないので注意しましょう。
ワクチン接種の時期とタイミング・副作用
子猫は生後2か月くらいまでは母猫からの母乳によって病気から守られていますが、それ以降はワクチンの接種が必要になります。
生後8~9週目に1回目、その1か月後に2回目、以降は1年に1回のワクチン接種になります。
ワクチンは年間を通じて接種することが可能です。
食欲・排泄・元気ともにOKなときに連れて行きましょう。
複数猫を飼っている場合
猫は環境の変化をとても嫌います。
いくら慣れている同居猫どうしであっても、いつもと違う匂いに警戒して
突然攻撃的になったりします。
怖がりさんや、気難しい猫は、環境の変化を察知される前に先に接種してもらいましょう。
ワクチンの副作用
ワクチン接種後10分~20分の間に、まれに呼吸困難やけいれんを起こすことがあります。
アナフィラキシー・ショックと言って重症化しやすいので
この様な症状が出たらすぐに診てもらいましょう。
帰宅後も下痢・嘔吐や食欲不振が続く場合も同様です。
猫の予防薬
猫の予防薬には、ノミやダニを予防するものとノミやダニに加えて
フィラリアやお腹の寄生虫を駆除するオールインワンタイプの2種類があります。
投薬方法は、シリンジで皮膚に薬剤を垂らすタイプが主流ですが錠剤やスプレータイプもあります。
スポットタイプは、猫は体が柔らかいので、舐めてしまわないように肩甲骨の間に投薬をしましょう。
費用は、
・ノミ・ダニだけなら月1,200円~1,700円くらい。
・ノミダニ+フィラリアまで込みなら 月2,000〜2,700円くらい。
・3か月製剤なら 1回4,000〜7,000円くらいです。
予防薬は、ホームセンターなどで手軽に購入できますが、犬用を自己判断で使用するのは危険です。
実際の製品選びは、体重・年齢・完全室内かどうか・持病の有無で変わるので、病院で猫用として処方されるものを選ぶのが安全です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫の健康は飼い主である自身の手にかかっていると言っても過言ではないですね。
思わず命の重さを感じずにはいられません。
私たち人間も感染の脅威に晒されている今、ペットも同じように
移らない移さないようにするために感染症ついて改めていまひとつ考えてみたいですね。


